歓喜の味

Rossiniフェスティバルに出かけた。
今回は「マオメット2世」を見たかったのだが、夫婦でRossini Night(「テーティとペレオの結婚」(演奏会形式)こちらも日本初演)へ。夫は前日にチケットがあることを私から聞かされ、開演30分前まで仕事。5分前に着席。

ペーザロですょ。Rossiniの生まれたところの歌劇団ですょ。
第一部は前奏曲のみだが。演奏が始まるまえから、イタリアンな雰囲気満載。私はパーカッションに釘付け。ス・テ・キ。

パンフレットと曲目の順番が変わっているということで、1曲目が終わった直後、指揮者グスタフ・クーン自ら、地声で「パンフレットとは順番が違います。今のはご存知のとおり、セビリアの理髪師で・・・」と。

そして休憩にはホワイエへ。
2度目のオーチャード。ホワイエも空間に広がりがない。Bunkamuraの中庭が見えるのだが、なんともスタバでコーヒーを飲んでいるかのようなイメージ。

オペラ系で名をあげた民放出身のアナウンサーが私どもの少し前に座っていた。今後、メノッティのテレフォンを演出するとか・・・んんッ。ホワイエでは、にこやかに、ひたすら通る声で(当たり前か・・)ワインを片手に話をしていた。

さて、もうそろそろ第2部だ・・と戻ろうとするとお互い顔を見合わせて「あ~ッ」。前回トロヴァトーレでピアノ伴奏をして下ったかたが・・。夫に紹介する。「彼はコレペティで、前回ピアノ伴奏してくださって。そうそう東大ピアノの会出身で、今度はマクベスでメディコもなさって・・」「いや、メディコはちょっと・・」と。的を得ない紹介の仕方にうんざりしたが、気をとりなおし(笑)「マオメット2世観たかったんですけれどね。チケット高いし、マクベスの練習と重なっているし」とまたもや言い訳がましく話した私。「僕、Rossini大好きなんですよね。だから全部見ます」と。そう、そーだわょね。たしか「コリントの包囲」の話を先生と私がしていたとき「えっ、コリントの包囲?」と声を上げたのは彼だったっけ。そんなこんなですぐに席に戻る。

夫は指揮者ゼッダに釘付け。
終了後に夫がボソッと「やっぱり、コンサート形式は物足りないなぁ」と。「だって高いんだもの」「でもやっぱり、オペラはオペラじゃないと。高いだけの価値はあると思うょ」と。今度、コンサート形式のカサロヴァのカルメン行くって言えなくなってしまったぁ・・(汗)。まぁ一枚分だけどね。こっそりいくつもりだったから!

日本初演の演目が二つもあったのだから、相当Rossiniファンは盛り上がっただろうね。iいずれにしてもRossiniを歌うには流麗さと確かな技を兼ね備えていなくてはならない。聞いているほうは楽しめるが、歌って楽しめる人はあまりいないかも。難易度高すぎ。でもこのごろとみにRossini、良いなぁと思う私である。

それより、私にとっては、やっぱり音が柔らかすぎるホールである。つまり心地よい響きなのであって、「生」をもっと感じたい私には不向きか・・。きっともっと高い席だったら、素晴らしい音色なのかもしれない・・・ね。
by lakeforest | 2008-11-26 22:33 | 音楽

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