記憶の彼方にある記録

このごろ盛んに第一次産業について語る番組が多くなったように思う。経済は環境も含めて影響してくるわけで、輸入依存率がばか高いわが国であるから、地産地消を単に市町村の地域と受け止めず、国全体として受け止めることが大切ではないかと感じる。

ある日、夕食が終わり、めずらしくテレビをつけた(たいていは画面のみの声なし、それで音楽をかけている)。ほう農業の特集だ・・酪農についてのようだ。アメリカの酪農家も出てきた。「酪農家を解放せょ。さもなくば日本は自滅じゃぁぁ」と私。「ちょっと、一瞬、音出してもいい?」と音楽を小さくした。

あれあれ、元同僚(というか上司に近い)が何かしゃべっている。「やっぱりアメリカの酪農を語らせたら彼しかいないだろうねぇ」(相変わらずだなぁ、お元気そうで何より)。子どもたちに、私がとてもお世話になったかたょという話をした直後、飲んでいたコーヒーを噴出しそうになった。

「えーーーーーッ私!?」「だ・よネ?貴女だょね?」と夫。一枚の写真が大写しになり、だんだん私の顔がクローズアップされていった。子どもたちがドレドレ?ドコドコ?と。娘が「えっコレ?目立ちすぎダシ」息子は「何で写っているの?(だんだんUPになると)お母様、何か悪いことしたの?」と。夫も私も、飲んでいたカップやワイングラスを置いて、大きな声で笑いだした。

「ヤメテエえぇー聞いてないわょー。肖像権はどこにあるぅ?公共放送に耐えられるとは思えない顔だ!」

つまり、アメリカからの視察団、日本の酪農家のかたがたとともに撮った20数年前の写真を、大事にとってあったであろう元上司または酪農家のかたがその写真をNHKに差し出したのであろうね。元上司をクローズアップするために、横にいた女性つまり私までもが超大きな顔にクローズアップされた。でも、話を聞くだけならよいが、顔をクローズアップする必要性はまったくないと思う。どういう意図なんだろう?時間がかせげなかったのか・・・。

どうせなら、もっと素敵な写真がよかったのになぁ・・ボソボソ。
万が一にもこういうことがあるから、写真に写るときは要注意だ。昔は写真に写りたがったけれどこのごろは写真には写らないようにしている。記録に残るのは恐ろしい。

でも、以前テレビに声だけ出演したときには、放映直後に家の電話がなったが、今回は一件も電話もその後の打診(写っていたのは私か?という)はなかった。フォッフォッフォッ、どれだけ今の私とそのときの私が違っていたのかという証明であろうね。皆様も写真には気をつけましょう。

私もその上司に「他人(ヒト)の写真を公表する場合には連絡して下さい!」と言いたかったが、もう良いおじいちゃまになっていらっしゃるお年頃なので、そうぅーーっとしておいた。ちなみに彼のあだ名は「酪農業界のドーベルマン」だが、どうみてもドーベルマンというよりアンパンマン!心根のやさしく正義感に満ちた愛情あふれる人である。一緒のオフィスで、たくさんのことを学ばせていただき、同行出張、視察にも積極的に関わらせてくださり本当に感謝している。そんなことを思うと、一枚の写真の写りなど・・・いゃ、やっぱりこだわるなぁ。いずれにしても、遠いかなたの記憶をよみがえらせてくれた一枚の写真であった。感謝。
by lakeforest | 2008-11-16 09:09 | 雑感

日々のできごとを、訪れた方々と分かち合えたら・・。( 本ブログの文章、データ等の無断転載、使用はおやめください。)


by lakeforest
プロフィールを見る
画像一覧
更新通知を受け取る