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寂しさ

1人のキャスターが亡くなり、寂しいと思う人もいるかと思う。
私自身は、彼のコメントや世の中の見方に同意する部分は少なかった・・・が、夫も私も学生時代にお会いしてお話させていただいたことがある。夫のことを「一度会ったら忘れない人」と評して下さった。何が印象的だったのか不明だが、その後ばったりお会いしても、きちんと覚えていて下さった。

結婚後、子どもを連れて、ビデオ兼本屋さんに寄ると、彼がいた。収録間近な時間だったと思うが、余裕で何かを選んでいた。私たちも本を選び、外へ出ると、彼はスタッフのかたらしき人とタクシーに乗り込むところで、夫を見つけて窓を開け(懐かしい)という笑顔で会釈して下さった。それが最後である。

このところ、親しい人が亡くなったり、わりと身近で訃報を聞く。寂しい。

寂しいといえば、我が家にはこの時期に、かまきりを3匹ほど捕獲し、飼っている。今年の夏休みに二尊院の前でかまきりを見つけ、そのままにしておこうと思ったが、息子の帽子からどうしても離れないでいたため、近くの竹を扱っている店で竹かごを買い、東京まで連れてきた。ホテルでも家でも、餌となる生きている虫を見つけ、与えていた。

かまきりは表情が豊かで、愛らしい。▽と○二つで顔がかけるという愛嬌たっぷりな顔と、足を毛繕いするように、きれいにブラッシングしたり、呼びかけると突然止まって首をかしげたような顔をしたりと、我が家のアイドルであった。

その後、旅行にも一緒に連れて行ったが、福岡へのフライトが響いたのか、福岡から帰宅した次の日に、突然元気がなくなり、虫の息となった。その状態で、私は彼をずっと自分の手のひらで温めてあげ、最期まで手のひらに乗せてあげていた。息子は号泣。私もあまりの愛着心からか一緒に涙した。

ポツネンと空になった竹かごはユーティリティの片隅におかれていたが、先月、息子の自転車にかまきりが・・・あれほど悲しい思いをしたのに、また第二の主がやってきた。そして3日続いてかまきりを捕獲。結果的に3匹面倒をみることになった。

だが、冬も近く、餌となる生き物は確保できない。
夫は夫で、息子が学校に行っている間、ベランダの植物に放して遊ばせる役で、一度はあまりに放っておいて、見失ってしまい、ベランダのウッドデッキを全て裏返すかの勢いだった。さぁ、動かさねばと考え、一旦部屋に入るとき、サッシの横においてあった傘に止まっているのを発見。ホッとしたのもつかのま、次には部屋で遊ばせていて、ふと目を離したすきに、一匹のかまきりの尻尾を踏んでしまい、ちょっと障害をもつようになってしまったかまきりを大切に介護するはめになった。

帰宅して負傷したかまきりを見て、息子はまたもや号泣。夫は謝っても誤りきれず、涙目になっていた。かまきりにとって腹の部分はとても大事で、結果的に昨朝、瀕死の状態になり、看取ることになってしまった。

そして昨晩、一番元気だったかまきりが、私が帰ってきたときにはぐったりとしており、娘が看取った。

真夜中、息子の嗚咽にもにた泣き声がふとんの中から漏れてきた。
実は、かまきりがなくなる前日から、友だちから借りたゲームを夢中になってやっており、あまり目をかけてあげなかったことを悔いていたのだ。

「命あるものはみな尽きるの。だからこそ出会ったら悔いのないように努力する。それに、虫でも、赤ちゃんでもそう、こうしたいって言葉にできないものには、特別目をかけて努力して面倒みなくちゃね」と話した。それでも「このごろ急に寒くなったから、せめて家にいて、食べ物も探してきたり、一緒に遊んだり、家のなかを探索したり、楽しかったと思っているかもしれない」と付け加えた。

こちらもとても寂しい。あと1匹が元気でいるが、いつまで一緒にいられるか・・・精一杯面倒をみてあげよう。かまきりを飼うようになってから、以前にもまして、小さな虫も害虫といわれる虫でさえ、殺すことができない。みんな生き物なんだなぁ・・。
by lakeforest | 2008-11-09 23:25 | 雑感

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