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包囲

今日は門下生の第13回ソロ編コンサートだった。
私自身は、先生にご指導を受けてから1年がたち、初めての参加である。なんといっても、Macbethの譜読みが追いつかず、結果的に今週のコンサート直前のレッスンも、コンサートの曲ではなくMacbethの譜読みだったので、コンサート曲は手付かず状態。

しかも今日の曲目リストを見てみたら、なんと先生が同じ役(トロヴァトーレ、レオノーラ)の違うアリアをなさるではないか!!これって・・・(汗)。

このコンサートの順番は面白く、歌った人が次歌う人のくじを引いていく方式。ドキドキ感公平である。前半14名が終わったところで、ティータイムとなる。14番目までにならないと、ケーキが美味しくいただけないと古参のかたがおっしゃった。そのとおりだった。私は後半5番目であった。

しかもである!今回初めて参加した東大の歌劇団(1年生と3年生)の主役の二人に挟まれての発表であった。この学生のかたの素晴らすぃぃ、大変素晴らすぃぃリゴレットの難解アリアと次のかたのカルメンにはさまれて、どーする年増レオノーラである!

ちなみにリゴレットが終わった直後にブラ~バ!って拍手喝采(汗)。初参加の大物若手歌手のできにザワザワザワ・・・・そして私。そのあとのカルメンもブラーバッ!だし。音大生かと思うぐらい-こういったら何だけれど同年代の音大生が顔がマジ引きつっていた-いや、芸大ですかぁ?という感じ。

そして、打ち上げはオペラ仲間で評判のお店「嚆矢」を貸切。このお店はもともと「しなそば」となっているが、一品物も手をかけていて、どれも身体が小躍りする品ばかりである。今日は、ふぐの卵巣とか、カマンベールのヅケとかが出てきた。お酒も、こんな感じの・・というと、店主のかたがそれにあうものを出してくださる。何より、仕事がきれいであるし、こだわりがあるのが良い。座っていて心地よいお店である。

明日も、Macbethの稽古が控えているので、早めに失礼することにして、先生にご挨拶。すると先生が「今日のレオノーラね・・・・」「わかってます、練習では楽に出たのに、Cが低めで・・」「違うの違うの。・・・色っぽかった」「へッ、自分では気づかなかったけれど。でも先生、曲の紹介の時に、こんな純粋なレオノーラのように歌えるか自信はありませんがって」「そうなんだけれどね。色っぽかった」コルペティのかたが「良かったですよねぇ」先生「イヤ、レオノーラとはちょっと違うなぁ」私「もっと高貴な雰囲気必要でしたよね」先生「・・・しかし、どうやったらあんなに色っぽく歌えるのかな?私に必要な要素かも・・」「へッ?」皆爆笑。

そしてドサクサに紛れ、お酒の勢いで「先生、来週から『アンボレ』お願いしますッ」と確認。皆「何?アンボレって」「アンナ・ボレーナ。チョット狂乱してみようと思って・・・」皆「アンナ・ボレーナやるの?wow!でも合ってるよ。楽しみだねぇ」私「今日みたいな純愛ものは気持ちが乗らないかも・・・喧嘩とか、狂乱の方が現実味があるから」爆笑。

ついでに、やりたい曲のリストもあげてみた。「コリントの包囲」「Mefistofele」「清教徒」と。すごい身の程しらずの勇気ある生徒だこと(汗)。「コリントの包囲」で男性陣から歓声があがった。

いずれにしても、まずはMacbethが控えている。今日、案内チラシもできてきたし、もう引くに引けない。3人の魔女役はコーラスではなく、3人のみで歌う。つまりソプラノ、メゾ、アルト1人ずつであるからして、責任は重い。

指揮者澤木和彦先生の稽古は、ほど良い緊張感を含みながら、とてもわかりやすく学べ、充実感がある。11月から毎土日は稽古である。きっと最初で最後のオペラ出演となるかと思うので、しっかりやろう。

ところで、どうして色っぽいレオノーラになったのか・・・今こうやって記してみると、若手大物のブラーバを聞いて、若さと声のはりじゃ勝てない!という女性の本能が働いたのかもしれないと素直に思った。恐るべし・・。
by lakeforest | 2008-11-08 22:13 | 音楽

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