白樺は野に立てり

N響のコンサートに足を運んだ。もちろん、尾高忠明氏指揮だから・・・そして、なんと私が好きなヴァイオリニスト竹澤恭子さんが演奏なさるではないか!何が何でも聴かねば。

竹澤恭子さんは、1988年のデビューリサイタル(残念ながらカーネギーではありません)を拝聴した。そして尾高氏指揮での本日と同じ演目Brahmsのヴァイオリン協奏曲をも聞かせていただいたことがある。

ジュリアードで同じくDorothy Delay氏(世界に名だたるヴァイオリニストの師)の門下生Anne・アキコ・Mayersさんがいる。記憶が定かではないが、竹澤さんと同じ年のとても近い時期に(デビュー?)コンサートがあったような気がする。どこかのモデルにも起用されるほどの美貌で、ヴァイオリンの技術よりも・・目の向かう先が違ってしまうというような印象があった。

でも竹澤さんは違う。リサイタルを前から7列目で一緒に見ていた友人が「ヤマダクニコに似ている」と発し、大変失礼だ!と思いながらも、友人は初めて聞いた彼女のスケールの大きな表現力や音色に惹きつけられていったのを記憶している。

さて、その彼女が、また同じ曲目を同じ指揮者で20年後演じるのだから、幸せ一杯である。場所はOrchard Hallで行われた。私は初めてこのホールに訪れたのだが、個人的な印象を言わせていただくと、何となくあまり好きになれないホールだった。

まず第一に開放感がない。箱の中に詰め込まされていくような印象だ。(←当たり前だが・・)まぁ、渋谷という土地柄、しかも百貨店の軒先状態だし、致し方ないかもしれない。何だか、コンサートホールとしての品格というか、雰囲気が味わえない。我が家から一番近いコンサートホールなだけに残念でならない。

今回は会員でなかったためか、申し込みが遅れたのか、2階席しか空いておらず、オペラグラスを片手にしっかりと彼女の弾き方を見ながら拝聴した。何だか涙が出そうになった。20年前、自分の横には友が、そして今は娘と20年前と同じ曲を聴いている。そんなことを重ね合わせていたからかもしれない。

そして後半はチャイコフスキー交響曲4番。マエストロの譜面台に譜面はなかった・・・・(感涙)。これも個人的な感覚でお許し願いたいが、チャイコフスキーは子どものころ良く聴いたせいか、コンサートで聴くのはなるべく避けてきた。(←好きではないということ)しかしながら、いやはや丁寧でありながら重くなく、心地良いというか、温かみがありながら洗練されている4番だった。嫌いなものを好きな曲のように聴けるとは恐れイリマシタ。

アンコールは、サマーリンの栄誉のための悲歌「感謝のしるし」であった。聞かせていただけて、こちらこそ感謝の一日であった。

PS:
閣僚となって1日目に失言。その後三連発。進退は奥様と話し合うと。どうしてここで奥様がでてくるわけよ!拉致という最も酷い人権侵害に取り組んでいらっしゃったかただものね。自分はその夫。夫婦一組で免じてほしい(自分は本当はそういうことを言う人間ではない!妻を見ればわかってもらえるだろう)という甘えが・・?人に下種の勘ぐりをさせるようなことさせないでほしいナ。失礼をば。
by lakeforest | 2008-09-28 22:06 | 音楽

日々のできごとを、訪れた方々と分かち合えたら・・。( 本ブログの文章、データ等の無断転載、使用はおやめください。)


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