人気ブログランキング | 話題のタグを見る

あわの上にあるあわやな世界

今日はTOHOシネマデーということで、朝早くから映画館へ向かうことに・・ところが、自転車に乗る段になって、娘が、明日算数のテストがあるので、映画に行きたくないと言い出しました。それもそのはず、昨日は一日ウォーキングやらなにやらで、私が不在の間、外出しっぱなし、帰宅後は疲れて寝てしまったという始末。

それは大変と、自転車を走らせる前に、原稿に追われている私と2人は自宅にいることになりました。夫と息子は"earth"という映画を観に行きました。(私は先ほど、原稿を書き上げました。ホッ)

息子はお昼に、夫は映画館をはしごして先ほど帰宅しました。なにやら「椿三十郎」も観たとか・・・。earthという映画は満席に近い状態だったということです。

さて、先日テレビで「バブルへGo!」が放映されました。「あなたのバブリーな過去が客観的に見られるんじゃないの?」と冷笑とともに夫が自室へこもりました。残った子ども2人と私はテレビの前に座りました。数々の細かな描写を説明し、笑いながらスタート。まずは六本木の道を説明し、嫌味を述べて立ち去った夫が学生時代にパーティを企画したTGIFridayなども出てきて、人のこと言えないんじゃない?と。さすがに万札を手にタクシーを拾うことはなかったにしても、あの状態は異常というか狂気だなぁと改めて思いました。

それにしても、10年後にバブル崩壊をむかえ、それによって利益を得たいとかんがえた経済界の方々には驚きです。まず社会ではなく個人の利益を考えていらっしゃった・・・というか、すべての人々が幸せになる未来を思ふ心がなかった・・・あれらの人は実際にいらっしゃったに違いないと思いますし、今も10年後を見据えて個人所得の拡大や国益を考えていらっしゃるのでしょうかねぇ?ネオリベ循環、2巡目はあるのでしょうか。学びましょう。

実際には、今の日本の庶民は「もったいない」を合言葉に、地球環境を考える反バブリー生活に入っております。バブルの時代に地球が、地球が!なんて言っても誰も耳を貸さなかったでしょうし、今のようにearthの映画が満席近くになるなんてことなかったでしょう。

資本主義であれ、社会主義であれ、貧富の差や格差は出てくるものですが、あの時代は本当に日本全国の国民が狂喜乱舞する時代であったのでしょうか・・・。(今になって格差社会、貧困などと語られるようになりましたが・・)

私も少しは成長したものです。何であれ、誰かの貧窮の上にある裕福、誰かの不幸の上にある幸福は望まない、平和の上にある平和が理想であり、自分はその土台となる平和を目指して微力ながら尽くしていきたいと考えられるようになりました。(汗)絵に描いた何とかになる可能性もあるけれど・・。

それにしても10年先のことを読めるほどの頭と心があったなら・・。でも実はそれはそれで結構、不幸かもしれません。

あわの上にあるあわやな世界_e0108276_2123975.jpg

駅の階段の降りたところに埋め込まれているこの標識、すべり易い素材で作られている。転んだら、必ずや階段に頭を打つ可能性が大だと考える・・・いいやら悪いやら・・もっと現場主義であってほしい。
by lakeforest | 2008-01-14 21:38 | 社会

日々のできごとを、訪れた方々と分かち合えたら・・。( 本ブログの文章、データ等の無断転載、使用はおやめください。)


by lakeforest