人気ブログランキング | 話題のタグを見る

contribution

この頃、気になっているのが日本における「lobbying:ロビー活動」についてです。これはまだまだ調べなくてはならないので、迂闊にはいえませんが、ある国際的なNGOのHPを見ていたら「自分たちの意見を政策担当者(議員・政党・官僚)に伝え、対策を要請するなどの働きかけをロビー活動という」と書いてあり、ハテナ?と思ったのです。

そのようなNGOの活動というのはアドボカシー(政策提言)ではないか・・・。アメリカとか、ロビー活動には有力なロビイストがいて、大層お金がかか(け)るものという認識があります。日本におけるlobbyingって、族議員?と考えてましたし、NGOのそれは手法がまったく異なるのではないでしょうか。

日本は、どちらかというと世論を動かすアウトサイドロビー活動が有効なのではないかと思います。いずれにしても、アドボカシーというのは、基本的には代替案を示しうる政策提言や傾向のものであることは間違いありません。

反対運動がハナからきらいな私。「反対ならば代替案を示す」というのは、大きな活動ではなくても、どんな内容の会議でも同じです。また「こうしろ、こうして欲しい」と声を大にして言うなら、そうできる可能性を論理的にも実行できると裏づけしてから提案するのが筋であろうと思うのです。その時に活躍、貢献できるのが専門的なNGOやNPO、市民団体であろうと。

(反対運動や署名活動の場面を見ると、「追憶」という映画のラストシーンを思い起こします。そう最後まで反戦運動、原爆禁止運動を辞めなかったKatieの姿・・・)

今年のサミットで、NGOや市民団体が知恵を出し合い、平和な社会に向けて最良の選択をアピールできれば良いなぁと思います。日本国内よりも、国際会議の方がアピールしやすいのではないかと思いますし・・・その後も。

とにかく、ロビー活動云々よりも、まず徹底して現場を知る知恵袋的存在であり、現場の声を発せられる存在であることが必要である・・と思うのであります。でも政治に関わったがために、世間を動かすような「力」を持つこと、また持ったことへの慢心には充分に注意だと思いますな。組織や団体、つまり人が集まれば、それなりの人数を導ける力にもなり得るわけですから・・(失礼をば)。
by lakeforest | 2008-01-08 21:59 | 社会

日々のできごとを、訪れた方々と分かち合えたら・・。( 本ブログの文章、データ等の無断転載、使用はおやめください。)


by lakeforest