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生かされて

今日は娘の学校に行っておりました。
朝、『みこころの祝日』のミサに与りました。娘がミサの先唱者ということで、間違えないか、神父様の動きをよく見てできるか・・などと親としてはドキドキしながら見守りました。司式はサレジオ会の浦田神父様でした。

神父様のご都合でミサの開始が遅れました。その間、子どもたちは聖歌や創立100周年を記念した歌を歌い続けていました。子どもたちの声は純真、無垢な天使のような歌声です。どの聖歌も大変素晴らしく、私の学生時代に歌っていたHeart of Jesusなど、本当に懐かしいかぎりでした。

今日の聖書の箇所は、先日のGoodwillのコラムにも書かせていただいた「善いサマリア人」の箇所でした。神父様のお説教では、神父様が祭壇から降りられ、子どもたちに様々な質問をしていきます。最後に「好きな食べ物は何ですか?」と。そして神父様自らの好きなもの(マグロのお寿司、フライドチキン)をボードにしてお見せ下さいました。そして、私たちが好んでいただいている食べ物は、私たちが食べる前は生きていたものであり、私たちのエネルギーとなるために死んだのだ・・・ということをおっしゃいました。

神父さまは「お食事をいただくときに思い出してほしいことがあります。イエス様もこの食べ物と同様、私たちのために十字架にかけられ、そのことによって私たちは生きる糧をいただいているということを」とお説教の最後におっしゃいました。子ども達には難しかったかもしれませんが、祭壇を降りて話しかけてくださったり、ボードを見せてくださったりと子どもたちへの福音宣教ができる神父様は素晴らしい!と感じました。

「いただきます」という言葉は「あなたの命を私の命に代えさせていただきます」という言葉の省略であるといわれています。神父様のお話から、この言葉をイエス様に置き換えて考えてみようと思いました。「あなたの命(愛)は私の命(愛)として生かされています」・・と。

そして、子ども達が奉仕活動をしている間、私は親しいお母様がたとお食事をご一緒しました。そして、同じ学年のお母様が本を出版なさり、ブログも開設しているということを耳にしました。彼女は大変美しいかたで、仲間内で「ルイ様」(ルイ王朝時代の貴族の雰囲気だったので)とお呼びしておりました。本当にお美しいかたです。ブログの内容も「美の探究」でございました。

午後は、学校に戻り「地球が動いた日」という1995年に起きた阪神淡路大震災のことを描いたアニメーション映画を観ました。子どもたちはホール1階、保護者は2階で見たのですが、2階はすすり泣きとハンカチで目を押さえるシルエットに包まれました。私も、娘を出産した年でしたし、震災にあった同級生、震災のショックから急に痴呆が始まってしまった父の友人、なくなってしまった姉妹校の生徒のことなどを思い出し重ねあわせ、涙が溢れてきました。

本当に素晴らしい「みこころの祝日」。
いただくばかりではなく、差し出せる、種を蒔くことのできる自分となれるように行動あるのみでございます。
by lakeforest | 2007-06-15 17:45 | 雑感

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