春休み初日

卒業の季節。

昨日、娘が1年の最終日に、学校で唯一、彼女の憧れであり、大好きな理系の先生が辞めることを知り、しょげて帰ってきた。「先生と最後にどんなお話をしたのか?」と聞くと、先生の周りには人だかりができており、近くに行こうと思ったが、あまりにも悲しくて話せないと思い遠くから見ていた、と。そして、今後学校にいくのがつまらない、とも言っていた。(ちなみに女性の先生)

まず先生も、わが子のそんな思いをしるよしもない。彼女も、先生は、自分がその人だかりの中にいなくて当然だと思っているだろう、という。もともと皆と気持ちをシェアしながら、騒ぎたてる性格ではない。その通り、密かに思っていたという。親としては「Bちゃんが、A先生の大ファンで…」という話から、その先生の話をしょっちゅう聞いており、Bちゃんに自分の気持ちを載せているのだなーと感じていた。

そして、テストの点数を見れば一目瞭然。好きな先生の科目はとてつもなく良い点数だ。(先生に左右することは、学業がまだ自分の身になることを意識していない未熟さ、を感じる)まぁ、突然「私、将来、うちの学校で理科の先生になろうかなぁ」と言われた日には、そんな気持ちにまでさせてしまう先生にお会いしたいぐらいだった。

いずれにしても、今彼女の気持ちは「3月まっさかり」だ。
東日本大震災で、卒業式を行えなかった学年だとまま感じていた。何か、ピリっとした気持ちの切り替えが行われていない気がしていた。人間ってやっぱり、節目を、公的な形で表すことは必要ではないか、と思った。

彼女が「今後、学校へ行くのがつまらない」と思う、もうひとつの理由に、部活動が大きく左右している。
今年は、曲決めの学年だが、昨年末までに決まらず、まだメイン曲が最終決定していない。色々と候補を出してみたが、むずかしとか、コーチに無理と言われた、ということから、結果的にあれもダメ、これもダメで、本人たちの演奏したいメインの曲目がない、という状態に陥っているのだ。あらかじめ選曲ダメダメリストを見せてもらったが、こんな状態では何も選べない…と本人だけではなく、相談された私でさえ感じた。

いずれにしても、先生やコーチの顔色を気にしすぎだ。先生やコーチから、むずかしいとか、無理、と言われても、「それでも、この曲がやりたい!」という意欲、強い意志が感じられない。とても仲が良いゆえに、良い意味での押しの強さが足りない学年である。そんなことをコーチや担当の先生は見抜いているのだと思う。

しかもコーチから進められているメイン曲が、ファランドールなしの「アルルの女」…orz.情けない限りだと思っているらしい。そして個人的にも、すでに決まった2曲を、彼女自身があまり気持ちが入らない曲らしい。先日「来年は休部したい」とまで言い出した。

意気消沈で迎えた春休み初日の今日。彼女は、今年卒業した部活の先輩たちとまる一日、楽しいデートへ出かけていった。4月から大学生になる喜びいっぱいの先輩たちから、大きな愛と勇気をもらえることを祈って送り出した。


今日はこの曲:
めずらしくMuti版を見つけた。カラヤンなどからは軽く見られているこの曲だが、原典通りだと思って聴くと、また違う味わいがある。


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by lakeforest | 2012-03-16 12:31 | 雑感

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