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早く元気になぁれ

暫く歌う時間がなく、熱意もなく、冷めさめの日々。
私の部屋の本棚の3/4、床の半分はオペラ譜で埋め尽くされているといっても過言ではないが、この頃、合唱譜をコピーしたり、探したりしていて、オペラ譜は埋もれている。

オペラは、舞台だけではなくアリアの練習といえど、歌うには大変な気力がいる。
何の譜を見ても、力が出ず、譜を何かの重しにしたりして・・・(汗)。今月のレッスンも、仕事の関係で再来週まで延期した。

愚息が、病気の時に、私のストレス発散は何か?と聞いたので、すかさず「思いっきり歌うこと」と答えたのだが、ほんとうにそうなのか?と思うぐらいまで、歌が遥かかなたになっている。発声忘れたらどうする?という感じである。

気ぜわしいことや、不安要素、精神的なストレスなどがのしかかってきたうえに、家族のインフルエンザなども相まって、結果的にあれだけ楽しみにしていた1日のコンサートをやむなくキャンセルしたことも要因の一つである。

今日、子どもの学芸会で、ミュージカル仕立ての劇を見たが、自分で歌う気には全くならなかった。帰りに、楽譜屋さんへ寄ったが、オペラ譜は素通り。宗教曲などのクワイア譜を探しに走ったが、なかなか良いのがない。振り向けばオペラ譜・・でも全然興味わかない。今、ルチアを歌えと言っても・・・┌┤´д`├┐という感じ。こんなことってあるんだなぁ。

元気で歌いたくなるためには何をしたらよいのだろう?と思い、まずは好きな音楽でも聞いて、それをとっかかりにしてオペラへつなげていこうか?と。

来週、オペラのお仲間に会うことになっているので、それを取りかかりに、皆から元気を頂いてみようと思った瞬間、そのお仲間の一人がムゼッタのワルツをなさる(今まで習ったことがないことが不思議!)ということを思いだした。

ヨウツブで、ネトレプコのムゼッタを見ながら、一緒に歌ってみた。この曲は、学生時代にイタリア人の先生から、一番最初にならったオペラアリアであるからして、大変懐かしく、しかも大人になっても二人の先生からお習いした。師曰く、イタリア人(師)のムゼッタ像と日本人が思い浮かべるムゼッタ像は違うと。

プッチーニが織りなす音づくりは繊細であると思う。ヴェルディの音楽が形式的というか、形式から得られる美、芸術であるの対して、プッチーニのメロディは抒情的であって、音符の間と間に織りなす芸術性やオーケストラとの融合によってそれが感じられる。大変きれいだが、譜は難しい。特に、ボエームの場合は、四重唱を聞くとよくわかる。

ちょっとオペラから離れて、トスティの歌曲などを歌ってみようかなぁ・・・。まだオペラには至らない自分がいるのが、なんか不思議。

ということで今日は、ネトコ様のご子息のかわいい笑顔をどうぞ!


by lakeforest | 2009-11-07 22:18 | 雑感

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