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Cor Unum

我が家は、朝から子どもの文化祭公演の録音をかけていた。どの演奏も努力の結果が表れてるものだ。ビデオ画像を一旦見てしまったため、聴きながらその映像が頭によぎる。

最後に最高学年の部長があいさつをした。
6年間で最後の演奏という思いもあってか、明るい声が一度とまりかけた。「一人で演奏するのも楽しいですが、皆で心をあわせ・・・」という箇所である。そして支えてくれた家族、ご指導くださった先生がた、聞いて下さったすべての人たちへの感謝の箇所では声が震えていた。

ラストの曲、RossiniのWilliam Tell序曲で、涙を流し、ぬぐうこともできずに演奏している学生が何人もいた。

オペラの序曲であるこの曲を聞くと、軽やかなギャロップの背景に、スイス兵の使命感を感じるようなキレのよい音楽が聴こえる・・というものだったが、今では彼女たちの一生懸命に弾く残像がよぎり、涙がでてきてしまう。最後の一音までいさぎよく聴こえたのは、きっと一つの心になって弾きながら、自分の今の使命を自ずと音に込めていたからだと思ったりもしている。

今日はこの曲で:
原典主義と言われているMutiによるもの。本当はこの速さなんだなぁ。涙拭く暇どころか、飛んでいきそうな感じだ



今日はMacbeth魔女仲間と言ったら失礼か、同門下の諸先輩がたを中心としたオペラ公演が午後からある。目黒パーシモン小ホールというところだが、かつて都立大学があった場所であって、そのホールを押さえる倍率(特に土日)は運を使い果たすか・・という感じだという。

ということで?序曲だけではなくオペラの方はこちら→Selva Opaca(埋め込み禁止)。Selva Opacaを聴くと、ドイツのSchwarzwaldをイメージする。ヨーロッパとは何か・・懐かすぃ
by lakeforest | 2009-10-17 10:52

日々のできごとを、訪れた方々と分かち合えたら・・。( 本ブログの文章、データ等の無断転載、使用はおやめください。)


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