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歌と祈りと

オペラ
昨日の発表会参加をパスしてしまった私。その発表会で使用したホールが取り壊されるということで今回がメモリアルになったかもしれない。コーラスでも歌ったことがある使い勝手のよい、響きのきれいなホールであるから、とても残念である。ただ使用料高すぎ!

今年は、1月のマクベス、3月の母校のシスターを招いての歌による「祈り」の集い、親友とのデュオコンサート、5月のルイザ・ミラーと上半期を強行軍で終えた。その強行さが今回の「歌いたくない病」というか「ソロは勘弁症候群」に陥った要因であると思える。

来年の1月の「十字軍のロンバルディア人」はおそらく門下にとって、澤木先生の最後の棒となるはずなのに、その参加もお断りしてしまった。今後も(オケ付)オペラは1月になるようだから、無理だ。 一応家庭を持っているものにとって、12月末毎週末の稽古、新年3が日に近い立ち稽古、ゲネなど、どう考えても無理である。まともにできたのはお墓参りぐらいだし・・。

ということで、しばらくはルモローゾ(イタリア語で「騒がしい」の意。門下生によるコンサート)の重唱編とソロ編コンサートを目標に勉強しよう。早いオペラ心の復活を祈りつつ。

それぞれに
「フォークミサ」とか「子どもミサ」に抵抗を感じる人はいるだろう。確かに、大学生の時、フォークミサに与り、何か静かな反戦運動の真っただ中にいるかのような感覚、錯覚に陥ったことがあった。

子どもを授かって思ったことがある。
ミサ中、子どもが泣かないように、あきないように、静かに座っているように・・と、とても気を遣ってしまい、心からミサに与る喜びを味わうなんてすっ飛んでしまい「あぁ今日も静かでよかった。おりこうさん!」というような思いが先にたった。

10年ほど前、教区の子どもミサに与り、初めて、こんな心のこもった子どもたちの祈りがあふれているミサがあるんだぁ~と感動した。それから、年1回の教区の子どもミサを楽しみに思った。その頃の教会報に感想の原稿を寄せた記憶がある。

今所属している教会では、主任司祭の許可を得て、何ヶ月かに1回、中高生会主導のフォーク・ミサ行っている。幸い、わが主任司祭は度量が深く、祭壇に子どもたちを呼び、一緒に手をつないだり、JLMMでカンボジアから帰ってきた青年の呼びかけにより、平和のあいさつが握手だったりと、若々しさのあふれるミサとなっている。祈りの歌は、中高生会が選び、司式の司祭に了解をいただいている。

抵抗があるかもしれないが、大人が考えた子どものためのミサではないこと、中高生が中心となって、司祭にアドバイスも頂きながら進めることは、子どもたちにとってはミサを考える一つの契機となるだろうと思う。

「教会のごミサはね、お話しが長くていやなの。いつも今日みたいなごミサがいいな」と初めて教区の子どもミサに与った娘の感想を思い出した次第である。

そんな彼女も学校ではミサの先唱者を何度か担当させていただいているようだ。今回のキャンプでもミサの担当者となった。歌った歌は、黒革聖歌集、学校独自の聖歌集から、マラナタ、心の旅などである。

そして来年、私自身も同窓会のお役で、ミサ、またその日の催しの担当となった。上級生の方がたから、ラテン語でミサをしたい(信徒出ない人も覚えているから)とか、ベネ(ディクション)をしたい等要望があったが、今できる範囲でのことを行うようにした。結果的にミサ(通常)、ミサ後に学生時代にクリスマスキャロルで歌った懐かしの曲を数曲、ハレルヤ等を歌い、母校のシスタース、岩下壮一神父様ご一家の墓参をゆりの行列形式で行うこととなった。

上級生のかたから、ゆりの行列では「天のかど」を歌ったと。天のかど?口ずさんでいただくと天のきさきである。「あめのかど(天の門)」は、公教聖歌集の348番で、今の「あめのきさき(天の后)」のことだった。色々と話しているうちに、カトリックの時の流れを感じた。

たとえば信徒如何に関わらず、ミサはラテン語が共通語であること、新しいお祈りは信徒しかわからないこと、聖歌においても上記のように変遷があるということである。

世代を超えて受け継がれていく行事を振り返るような楽しい打ち合わせとなり、この同窓会の催しが上手くいくようにと願っている。

合唱
今日は紀尾井ホールで行われたコンサートに伺った。初めてG.P.daパレストリーナ 「モテット撰集より」、J.ブラームス 「ジプシーの歌」、「四重唱曲集」、高田三郎 「心の四季」という曲目だった。

それぞれに素晴らしかったが、パレストリーナは突出して素晴らしい響だった。ブラームスの表現力というのはすごい。感動ぉした。テノールがメインというかリードする部分があるが、素晴らしかった。

帰りに10年ぶりぐらいにホテルニューオータニに入った。タワーがガーデンタワー、ガーデンコートとなってから入ったことはなかった。懐かしさ半分、未知領域半分、それも楽しみの一つであった。
by lakeforest | 2009-07-20 19:48 | 音楽

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